![]() | 春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫) (2006/10/12) 岡 潔 商品詳細を見る |
友達、と軽く呼ばせていただいて良いのか、尊敬する教授であるsputnikさんが薦めて下さった一冊。
岡潔という有名な数学者による自伝・エッセイ集。
彼の人生観や教育に対する考えがストレートに書かれていて、とても参考になる。
昔に書かれたものだけに、全てが合っているとは思えないものの、本質をとらえ、今でも十分に役立てるところが多い。
普遍的なコンセプトは、いつの時代もかわらないんだろう。
詰め込み方の幼児教育・義務教育を批判し、子供時代は遊ばせて、情緒や精神の調和を大切にするべき、という考えには、大いに賛成できる。
天才教育などにも力を入れていくべきと主張され、現状があまりにも悲惨で悲しくなる。
オリンピックでスポーツ選手が誉められる一方、学術で秀でている人たちの扱いがイマイチなんじゃないかな。
brain drainに気づいたときには、もう遅いのに。。。
漱石、芥川、芭蕉が好きというだけあり、文体は読みやすく、漱石の草枕みたいなイメージでリズミカル。
ひとつ、とても気に入った文があった。
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美が存在するというのはうそで、本当は美などはないのです。情緒があって美が外に出るのであって、外に美があって情緒で受けるのではないということです。
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なんかニセモノが多いと感じる都会にいて、妙に納得。
本質をついてる。表面的なメッキなど一瞬で剥がれるのです。
たったの500円なので、ぜひ読んでみてください。
数学者、ということもあって、あゆむす、ちひろさん、院生M君に特にオススメかも。
















